4月20日

乙巳の変

大化の改新は、この事件から始まる。古代国家の形成という大プロジェクトは、どんな人たちが、どんな構想をもって始めようとしたのか。

5月18日

白村江の戦い

大化の改新のさなか、複雑な東アジア情勢が急変した。倭・朝鮮・中国の複雑に絡み合う関係が、戦争に発展した。倭はどのように戦い、敗れたか、そしてその敗戦が「日本」誕生のきっかけとなる。

6月22日

壬申の乱

大化の改新が進展するなかで、様々な矛盾と人々の間の亀裂が大きくなる。ついには天皇家の皇位継承をめぐる争いが、古代日本最大の内乱を生じさせた。

7月27日

大仏造営

律令制度が成立し、天皇制と貴族・官僚制が整った古代国家を、さらに仏教の力を持って、理想的な天皇制国家を築こうとした聖武天皇の壮大な構想は実現したのか。

9月21日

宇佐八幡神託事件

聖武天皇の皇女である孝謙・称徳天皇は、官僚制を背景に台頭した藤原仲麻呂と、仏教隆盛から登場した道鏡との関係で、古代天皇制を危機に陥れた。女帝を軸にして、多くの人を巻き込んだ事態の結末はどうなったか。

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